Q: 「ストレートな質問ですが、ベトナムで働くことの魅力って何でしょうか?」 |
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| 関本: 私の考えではベトナム(及び海外)で働くことには、デメリットもたくさんありますが、メリットの方が勝っていると思っています。 キャリアは、与えられる以上に掴み取って、そこに持てるエネルギーを注ぎ込む方がリターンとして得るものは多いものです。 まだまだ日本国内では年功序列制度や横並びの待遇制度などが一般的で、キャリアを自発的に作っていくことは難しいと聞きます。ですが、ベトナムは成長過程にある組織が多く、これから作り上げなければならないことが山積み、つまりそれだけ仕事があり、チャンスも広がっています。少なくとも挙手して仕事をこなしていくことに反対はされません。実力主義の世界です。 |
越男: 成長過程にあるからこそのやりがいがあるんでしょうね。
関本: 以前20代後半の方と話をしたときの言葉が印象的でした。「経済が成長しているっていうのを肌で実感してみたい」と。バブル崩壊以降社会人となった世代(私もその一人です)は、日本の高度経済成長を経験しておらず、確かに日本国内に居ると前述のような意見が出てくるのは至極当然であるかと思います。
越男: 文化の違い等により、日本とは違うストレスを抱えることもあるんでしょうか。
関本: ベトナム人と働くこと、ベトナムで生活するのは当然のことながら文化背景の違いから摩擦が生じるのは仕方ありません。ストレスも感じると思います。
しかし、それでもベトナムが好きな人によくお会いします。それは偽りなく自然に「生きる」ということに素直なベトナム人の姿に緊張がほぐされたり、おせっかいにも映るような親切をしてくる人がいたり等、ベトナム人の持つ人懐っこさに魅力を感じているからではないでしょうか。
誰かが言っていたのですが、「日本の『昭和』を感じることができる、それがベトナムの魅力だ」と。妙に納得してしまいました。一人一人、違う魅力がおありかと思います。私が感じる魅力とすれば、「カラフルに生きることができる」ということでしょうか。
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