Q: 「何が適職かわからず悩んでいます。自分に向いた仕事に出会えるのでしょうか?」
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| 関本: まずは「やりたい仕事」、「向いている仕事」の二つに分けてみて下さい。 しっかりと使い分けが出来ている方であれば、仕事選びの方向性は定めやすいと思います。 俗に言う適職・天職に就いた人というのは、その二つが合致しています。 |
南子: 私も、「やりたい仕事」と「向いている仕事」が合致して入ればいいのだけれど・・・。
関本: 理想を言えば、全ての人がそのような機会に巡り合えれば良いのですが、なかなかそうはいきません。
話し好きな人が「あなたは営業向きだね」と周りの人から言われている例をよく聞きますが、実は営業に向いてなかったりすることがあります。逆に話し下手な人が、実直で真摯な対応が顧客から評価を受けて、意外とハマッてしまうこともあります。
これは仕事の一面だけを捉えているために起こるからです。
南子: 「向いている」って何でしょうね。
関本: 「向いている仕事」というのは、自分も周囲の人も、自らの能力を発揮することが出来て、そしてどんどん新しい課題に挑戦していたり、重要な案件を回されるなど、良いサイクルが生まれているような仕事と言い換えることができるでしょう。
最初は全く興味がなかったけど、いざ始めてみると、意外と自分に合った仕事だと後々気づくということは多々ある話です。ただ、それはすぐにわかるわけではありません。そういう意味では、まずは一生懸命取り組んでみて、一定期間様子を見ることも大切です。
そのとき、すぐに「自分には向いてないのではないか?」と疑わないようにしましょう。
南子: それはどうしてですか?
関本: 一般的には雇用主は全く適性がなさそうな人を雇うことはありません。皆さんの中に秘めた潜在性を評価して採用をしてますので、それを信じてみて下さい。
とは言いましても、最初から「やりたくない仕事」には取り組むべきではないと考えます。やりたくない仕事を続けたからといって事態が好転することはありません。
また、社会人経験を積んだ方は、自分がどういったときに一番パフォーマンスを発揮するか、やる気が出るか、実際に体験したことがおありでしょうから、「向いている仕事」をおぼろげながらでもイメージすることはできるでしょう。
しかし、なかなかイメージできないという方もいらっしゃるかと思います。そのような方へアドバイスするとすれば、「やりたい仕事があれば挑戦する」「複数の人から『向いているんじゃないか?』と言われるような仕事に飛び込んでみる」、この二つのどれかでまずは一歩目を踏み出して下さい。
南子: まずは自分がやりたいと思った仕事に飛び込んで、挑戦してみます!
ありがとうございました。
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