2026.06.03

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【2026年最新】ベトナムの家探し完全ガイド|住居タイプ・家賃・人気エリアを解説

ベトナムへの移住や海外就職を考えたとき、多くの人が最初に悩むのが「家探し」です。
日本とは異なる住居の種類や契約ルール、エリアごとの特徴など、事前に知らずに進めると「思っていた部屋と違った」「生活しづらい」と後悔するケースも少なくありません。

一方で、ポイントを押さえて物件を選べば、現地採用の単身者でも快適に暮らせる住まいを見つけることは十分可能です。

本記事では、ベトナムの住居タイプ、家賃相場、日本人に人気のエリア、内見時のチェックポイント、実際に起きやすいトラブルまでわかりやすく解説します。

ベトナムの住居の種類とは

ベトナムの賃貸には、主に3つの住居タイプがあります。
家賃や設備、生活のしやすさが大きく異なるため、自分の予算や生活スタイルに合った住居タイプを選ぶことが重要です。

サービスアパート

サービスアパートは、ホテルと賃貸住宅の中間のような存在です。家具・家電が完備されており、週に数回の清掃サービスや、洗濯・リネン交換のサービスが家賃に含まれているケースが多く、入居直後からすぐに生活を始められます。
一口にサービスアパートといってもサービスや価格帯の幅があり、ホテルが運営するレジデンス型から、個人オーナーが運営する中〜小規模の物件までさまざまです。

コンドミニアム

コンドミニアム(分譲マンション)は、外国人やベトナムの中〜高所得層に広く選ばれている住居タイプです。築年数が比較的新しい物件も多く、セキュリティや共用設備が充実しています。
物件によっては、ジム・プール・バーベキューエリアなどの共用施設が備わっており、日本人にも住みやすい環境が整っています。

ローカルアパート

ローカルアパートは、一般的にベトナム人が住む賃貸物件です。家賃は3種類の中で最も安く、現地の生活環境に近い暮らしをしたい方や、家賃を抑えたい方に向いています。
ただし、設備や清潔感、セキュリティ面は物件によって大きく差があります。また、オーナーとのコミュニケーションはベトナム語が基本となることも多く、言語面でのハードルがあります。

項目 サービスアパート コンドミニアム ローカルアパート
家賃目安
(ホーチミン市)
350〜600USD 650〜1200USD 200〜350USD
家具・家電
共用施設 物件による 充実 少ない
清掃サービス 付帯が多い 基本なし 基本なし
セキュリティ 物件差あり
向いている人 初めての海外生活、
単身者
快適重視、
ファミリー層
家賃重視、
ローカル志向

初めてのベトナム生活では、日本語・英語対応や設備面を重視し、まずはサービスアパートまたはコンドミニアムを選ぶケースが多いです。

日本の賃貸との大きな違いは?

ベトナムの賃貸は、日本とは異なるルールや慣習が多くあります。事前に理解しておくことでトラブルを防げます。

項目 ベトナム 日本
礼金・仲介手数料 基本なし あり(1〜2ヶ月分)
デポジット 1〜3ヶ月分 1〜2ヶ月分
家賃の支払い 3〜6ヶ月の前払いが多い 月払いが一般的
家賃交渉 交渉可能なことが多い ほぼ不可
更新手続き 再交渉・再契約が必要 自動更新が多い

ベトナムでの家探しの流れ

家探し

ベトナムでの家探しは、日本と異なるルールや慣習が多く、初めてだと戸惑うことも少なくありません。流れを事前に把握しておくことで、スムーズに、そして失敗なく進めることができます。

希望条件を整理する

エリア・家賃上限・間取り・必須設備を事前に整理しておきましょう。「職場まで30分以内」「洗濯機付き」など具体的な条件を決めておくと、内見の効率が上がります。会社の家賃補助規定がある場合は、上限金額や条件をあわせて確認しておくと、後の経費処理がスムーズです。

不動産エージェントへの相談

ベトナムの賃貸は、交渉や契約慣習が日本と異なるため、日本語または英語対応のエージェントを活用するのがおすすめです。
物件紹介から内見手配、オーナーとのやり取りまでサポートしてもらえるため、初めての海外での家探しでも進めやすくなります。

内見を行う

写真や動画だけで決めるのは危険です。必ず現地を訪れ、日当たり・騒音・水圧・エアコンの効き・周辺環境を自分の目で確認しましょう。可能であれば複数の物件を比較したうえで決めるのがおすすめです。内見時のチェックポイントは後述しますので、あわせて参考にしてください。

家賃交渉・契約条件の確認

ベトナムでは家賃交渉が行われるケースもあります。契約期間や支払い条件によって調整できる場合もあるため、気になる点があればエージェントを通じて確認してみましょう。
また、契約前には、デポジットの金額、家賃の支払いサイクル、解約条件(違約金や解約予告期間)、退去時の原状回復の範囲なども必ず確認しておきましょう。

契約・入居

契約書はベトナム語・英語で作成されることが一般的で、法的な正文はベトナム語版となるケースが多くあります。
デポジット(通常2〜3ヶ月分)と初回家賃を支払い、鍵の受け渡しとなります。署名前には、契約期間・解約条件・退去時の扱いなどを必ず確認しておきましょう。

【都市別】日本人に人気のエリア

ベトナムで日本人が多く住む都市として、ホーチミンとハノイが挙げられます。
それぞれ異なる特徴があるため、勤務地や生活スタイルに合わせてエリアを選びましょう。

ホーチミン

ホーチミン市は、ベトナム最大の経済都市であり、日本人駐在員・移住者が最も多く住む都市です。日本食レストランや日本語対応のクリニックなども多く、初めての海外生活でも比較的暮らしやすい環境が整っています。

エリア 特徴
1・3区 CBD(中心業務地区)。飲食店や商業施設が多く、通勤・生活ともに便利なエリア
2区(Thảo Điền) 外国人居住者が多い人気エリア。欧米系住民も多く、カフェやレストランが充実
7区(Phú Mỹ Hưng) 外国人向けのスーパーや飲食店が集まるエリア。中心部より落ち着いた住環境が特徴で、工業団地方面へ通勤する方にも選ばれる傾向あり。
Bình Thạnh区 1区・2区へのアクセスが良く、比較的幅広い価格帯の物件がある

ハノイ

ハノイはベトナムの首都であり、政府機関や大使館が集まる行政都市です。
ホーチミンに比べると落ち着いた雰囲気があり、日本人が住みやすいエリアも比較的まとまっています。

エリア 特徴
バーディン区(リンラン・キンマー周辺) 日本人居住者の多いエリアです。日系飲食店や日本人向けサービスが集まっている。
ハイバーチュン区 ホアンキエム湖の南東に位置し、歴史と近代的な都市機能が融合した活気あるエリア。歴史的な観光スポットから大型ショッピングモールまで揃う
タイホー区(西湖) 外国人居住者が多い、落ち着いたエリア。欧米系住民も多く、湖周辺はカフェやレストランが充実
カウザイ区 オフィスエリアへのアクセスが良く、ローカル感と生活利便性のバランスが取れたエリア

物件選びで失敗しないためのチェックポイント

チェックリスト

「ベトナムの住環境は大丈夫?」と不安に感じる方も多いですが、物件選びのポイントを押さえれば、現地採用の単身者でも快適に暮らせる住まいは十分に見つかります。
ただし、物件によって管理状態や設備レベルには差があるため、内見時の確認が重要です。特に、以下のポイントは入居後の満足度に大きく関わるため、必ずチェックしておきましょう。

清潔さを確認する

物件全体の管理状態は、共用部を見ることである程度分かります。内見時は部屋の中だけでなく、建物全体の管理状況も確認しましょう。

・共用部(廊下・階段・エレベーター)の清掃状況
・ゴミ置き場の管理状態
・水回り(シャワー・洗面台・キッチン)のカビ・臭い
・換気扇・排水溝の状態

放置されたゴミや汚れ、水回りの臭いなどは、日常的な管理状態を判断するポイントになります。入居後のストレスにもつながりやすいため、細かい部分まで確認しておきましょう。

安全性を確認する

単身者向けの中価格帯物件でも、セキュリティが整った物件は十分あります。設備だけでなく、実際の管理状況も確認することが大切です。

・オートロック・防犯カメラの有無
・警備員の常駐時間
・エントランスの管理方法
・駐輪場・バイク置き場の管理状況

特にベトナムではバイク移動が一般的なため、駐輪場の管理状態も重要です。また、夜間の出入りや周辺環境も含めて、安全に生活できるかを確認しておきましょう。

利便性を確認する

毎日の生活のしやすさにも大きく影響します。部屋だけでなく、周辺環境もあわせて確認しましょう。

・交通アクセス
・スーパー・コンビニの距離
・飲食店・カフェの充実度

通勤時間や買い物環境は、生活満足度に直結します。可能であれば、昼だけでなく夜の周辺環境も確認しておくと安心です。

室内環境・設備を確認する

写真だけでは分かりにくい設備面も、必ず現地で確認しましょう。

・インターネット環境
・家具・家電の状態
・採光・風通し

特にリモートワークをする方は、Wi-Fi環境や回線速度も重要です。また、ベトナムでは窓がない部屋や室内が暗い物件もあるため、部屋の明るさや換気のしやすさも確認しておきましょう。

実際に起きた住居トラブル

トラブル

ベトナムでは、日本とは異なる商習慣や住環境の違いから、想定外のトラブルが起きることもあります。ここでは、弊社スタッフが実際に経験したトラブルと、その乗り越え方をご紹介します。

ケース1|契約したはずの部屋を失った(ベトナム赴任1年目・Aさん)

来越後に部屋を探し、契約できたと思っていた翌日、オーナーから「他の人が先にデポジットを払ったため、別の部屋に移ってほしい」と連絡がありました。 日本では考えにくいですが、ベトナムでは口約束よりも「先に支払った人」が優先されるケースがあります。
代わりに案内された部屋は窓がなく、昼間でも暗い環境でした。そこで別の部屋へ変更できないか交渉したところ、ちょうど空いた部屋へ移動できることになりました。家賃は少し上がりましたが、採光のある部屋を選んだことで、結果的には快適に生活できました。
特に暑いホーチミンでは、採光や風通しが生活の快適さに直結します。写真では分かりにくい部分だからこそ、内見時に実際に確認しておくことが大切です。

ケース2|害虫・害獣トラブルに悩まされた(ベトナム在住6年・Oさんの場合)

コスト重視でローカルアパートを選んだところ、飲食店が多いエリアだったこともあり、ゴキブリが頻繁に出る部屋でした。共用部にはゴミが放置されていることもあり、建物全体の管理状態にも問題があったようです。
写真付きでオーナーへ連絡したことで別の部屋へ移動できましたが、その後はネズミが出るトラブルも発生。管理体制への不安が大きかったため、最終的に退去を決めました。
次の物件探しでは、共用部の清掃状況やゴミ出しルール、害虫の発生状況まで細かく確認。その結果、引っ越し後は大きなトラブルもなく、同じ部屋に長く住み続けられています。

また、入居者に外国人居住者が多い物件のほうが、害虫や設備トラブルに対するクレーム対応に慣れているケースもあります。一方で、ローカル居住者が中心の物件では、管理や衛生面に対する感覚が異なる場合もあるため、内見時に共用部の管理状況まで確認しておくと安心です。

まとめ|ベトナムの家探しで後悔しないために

ベトナムの住居は種類・エリア・価格帯によって、快適さもリスクも大きく変わります。ただ、物件選びのポイントを押さえて内見をしっかり行えば、現地採用の単身者でも清潔で安全な住まいを見つけることは十分可能です。

実体験からもわかる通り、トラブルの多くは事前の確認不足から起きています。「安さだけで選ばない」「写真だけで判断しない」「契約書の内容を必ず確認する」――この3点を意識するだけで、リスクはぐっと下がります。

日本語対応のエージェントを上手に活用しながら、複数の物件を比較検討して、自分に合った住まいを見つけてください。