2026.05.18

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ベトナムで現地採用として働く|メリット・デメリットからキャリアパスまで解説

「海外で働いてみたいけれど、現地採用って実際どうなんだろう?」
「駐在とは何が違う?」
「キャリアにつながる経験は積める?」

近年、海外キャリアを検討する人が増える中で、ベトナムで現地採用として働く日本人も増えています。日系企業の進出拡大に伴い、日本語を活かせる求人も増えており、20〜30代を中心に海外就職へ挑戦するケースも見られます。
一方で、現地採用は駐在員とは働き方や待遇が異なり、メリットだけでなく事前に理解しておくべき点もあります。

本記事では、現地採用の働き方や特徴、メリット・デメリット、その後のキャリアについて解説します。
海外やベトナム就職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

現地採用とは?

まずは、現地採用がどのような働き方なのかを整理しておきましょう。
海外勤務という点では駐在と共通していますが、採用方法や待遇、キャリア形成の考え方には違いがあります。

なお、ベトナムで働く方法には現地採用以外にも駐在やフリーランスといった選択肢があります。
それぞれの特徴や違いについては、以下の記事で解説しています。
ベトナムで働く方法は?現地採用・駐在・フリーランスについて解説

現地採用の働き方

ベトナムの現地採用とは、現地で企業と直接雇用契約を結び、働く就職形態を指します。
日本本社から派遣される「駐在」とは異なり、自ら求人へ応募し、現地で採用される点が特徴です。

勤務先は、日系企業や外資系企業、ベトナム企業などさまざまで、業種も製造業・IT・物流・サービス業など幅広く存在します。日本語を活かせるポジションも一定数あります。
また、企業に所属することで、就労ビザやワークパーミット取得のサポートを受けながら働くことができます。

駐在との違い

現地採用と駐在は混同されることもありますが、実際には前提条件や働き方が異なります。

項目 現地採用 駐在
雇用形態 現地法人と直接契約 日本本社所属
給与水準 現地基準 日本基準
福利厚生 企業による 比較的手厚い
ビザサポート あり あり
就労開始時期 自分で選びやすい 会社辞令による
キャリアの主体性 自分で選択しやすい 会社主導になりやすい

駐在は待遇面で魅力がある一方、赴任時期や勤務地を自分で決めることは難しいケースが一般的です。一方で現地採用は、自らの意思で海外キャリアに挑戦しやすい働き方といえます。

どんな求人がある?

ベトナムの現地採用向けの求人では以下の職種が多い傾向にあります。

  • 営業
  • 製造管理
  • ITエンジニア
  • カスタマーサポート
  • バックオフィス
  • マネジメント職

特に日系企業では、日本本社と現地拠点の間に立ち、調整やコミュニケーションを担うポジションが多く見られます。そのため、日本での実務経験や社会人経験をそのまま活かせるケースも少なくありません。
「海外勤務=特別なスキルが必要」というよりも、これまでの経験をベースに挑戦できる求人が中心です。

実際にどのような求人があるのかは、以下からご確認ください。
ベトナムの現地採用求人はこちら

現地採用として働くメリット

現地採用には、日本国内での就労や駐在とは異なる特徴があります。単に「海外で働ける」というだけでなく、成長環境やキャリア形成の観点から選ばれるケースも少なくありません。

若いうちから裁量を持ちやすい

日本国内では、マネジメント経験を積むまでに一定の時間がかかるケースも多く、若いうちに組織を動かす経験を得る機会は限られる傾向にあります。
一方、組織が急速に拡大しているベトナムの現地法人では、日本人社員の数が限られるケースも多く、日本での実務経験を持つ人材が比較的早い段階から責任ある業務を任されることがあります
現地スタッフのマネジメントやプロジェクト推進など、日本国内では数年先に経験するような業務へ関わるケースもあり、若いうちから視座を広げやすい環境といえます。

自分の意思でキャリアをコントロールできる

駐在は会社の辞令によって赴任時期や勤務地が決まります。一方、現地採用は自ら求人に応募するため、いつ・どこで・どんな企業で働くかを自分の意思で決めることができます。
どの程度ベトナムで経験を積むか、どのような分野でスキルを伸ばしていくかという決定権も常に自分自身にあります
また企業に所属することで、就労ビザの取得支援や各種保険など海外生活の基盤も確保されるため、安心して挑戦しやすい環境が整っています。

現地でしか得られない経験とネットワークが築ける

現地採用で働くことは、本社の看板や肩書きではなく、目の前の仕事に対する姿勢や成果で評価される環境に身を置くことを意味します。周囲からの信頼をゼロから積み上げていくプロセスには難しさもありますが、それを乗り越えた経験は確かな自信と実務力につながります。
ベトナム人スタッフと同じ立場で課題に向き合い、一つの目標に向かって協働する中で、単なる業務上の関係を超えた信頼関係を築くことができます。こうした日々の積み重ねは、業種や国籍を越えたネットワーク形成にも発展します。
駐在のように期間が限定されていないからこそ、長期的な信頼関係を築きやすい点も現地採用ならではの特徴です。

また、こうした環境で働いた人の実際の経験については、以下のインタビューも参考になります。

先輩たちのインタビュー|現地の仲間と築く“かけがえのない日々”
先輩たちのインタビュー|ベトナム就職を通して人生が豊かになった理由とは?

現地採用のデメリット

現地採用にはメリットがある一方、事前に理解しておくべきデメリットも存在します。現実をしっかり把握したうえで検討することが、後悔のない選択につながります。

給与・待遇は現地基準となる

現地採用の給与は現地の雇用契約に基づくため、日本での給与水準とは異なります。住居手当や家族手当といった福利厚生も、企業によって内容に差があります
ベトナムの物価水準を考慮すれば一定の生活水準は維持できますが、日本での収入と単純に比較した場合に差を感じるケースがある点は理解しておく必要があります。

こちらも参考に。
ベトナム移住で貯金はできる?生活費の目安や給与相場を徹底解説!【2025年最新版】

日本の社会保障への影響

現地採用として海外で働く期間は、日本の厚生年金や社会保険から外れるケースがあります
帰国後の年金受給額や保険への影響を事前に理解したうえで、必要に応じて任意加入などの対応を検討しておくことが望ましいでしょう。

契約更新型の雇用もある

日本の正社員と異なり、現地採用は契約更新型の雇用形態となるケースも多く、雇用の継続が保証されない場合があります。これは労働許可証(ワークパーミット)や一時在留カード(TRC)の有効期間に合わせて契約が設定されるケースがあるためです。更新頻度や契約条件は企業によって異なるため、事前に確認しておくことが重要です

キャリアの孤独感

日本のような同期・先輩後輩という縦横のネットワークが築きにくく、キャリアの悩みを相談できる環境が限られる場合があります。特に日本人社員が少ない職場では、業務や将来のキャリアについて相談できる相手が少なく、孤独感を感じるケースもあります。

これらの点を踏まえて、自身のキャリアや価値観に合った働き方を選ぶことが重要です。

現地採用で身につくスキル

スキルアップ

現地採用では、日本国内とは異なる環境だからこそ得られる経験があります。
実務を通じて、以下のようなスキルが身につくケースもあります。

主体的に課題解決する力

現場では制度や業務フローが整備されきっていない場面もあります。指示を待つだけではなく、自ら課題を見つけて動く姿勢が求められるケースがあります。こうした環境は、主体性や課題解決力を磨く機会につながります。

多文化環境での調整力

現地スタッフや多国籍メンバーと仕事を進める中では、文化や価値観の違いを前提にコミュニケーションを取る必要があります。単なる語学力ではなく、認識を揃えながら物事を進める実践的な調整力が身につきます

マネジメント経験

比較的早い段階から現地スタッフの管理やプロジェクト推進へ関わるケースもあります。異なる文化背景を持つメンバーと目標達成を目指す経験は、マネジメント経験としてキャリアに活きる可能性があります。

現地採用後のキャリアパス

ベトナムでの経験を経た後は、以下のようなキャリアの選択肢が考えられます。
現地での経験は、働く場所やキャリアの方向性を広げるきっかけにもなります。

ベトナム国内での転職

現地での業務経験やマネジメント経験を活かし、より規模の大きな企業や責任あるポジションへ転職するケースです。
ベトナムでの実務経験を持つ人材はまだ多くないため、経験を積むことで選択肢が広がる可能性があります。

他国へのキャリア展開

ベトナムで培った多国籍環境での業務経験や対応力は、他のASEAN諸国やグローバル企業でも評価される傾向にあります。
特にマネジメント経験や専門スキルを持つ場合、より専門性の高いポジションへステップアップするケースもあります。

日本での就職・キャリア活用

海外就労経験は、日本企業の海外事業部門やグローバル関連ポジションで評価されることがあります。
語学力や異文化対応力といった経験は、キャリアの幅を広げる要素の一つとなります。

実際に、ベトナムでの現地採用を経て日本へ帰国し、現地経験を活かして働いている方もいます。
ベトナム就職の恩恵とは?現地経験が日本でのキャリアにつながった話

なお、どのような経験が積めるかは企業によって異なるため、求人選びの段階で確認しておくことが重要です。
ベトナム就職で失敗しないために ― 現地エージェントが語る求人の見極め方

よくある質問(FAQ)

ベトナムでの現地採用に関して、よくある質問をまとめました。
実際に応募を検討する際の参考としてご覧ください。

英語ができなくても働けますか?

日系企業では、日本語を主な業務言語とするポジションもあり、英語力が高くなくても応募できる求人はあります。
ただし、社内コミュニケーションや取引先とのやり取りなどで英語を使用する場面もあるため、日常会話レベルの英語力があると仕事を進めやすくなるケースが多いです。
また、英語力があることで応募できる職種やポジションの幅も広がります。

英語不問求人はこちら

未経験でもベトナムで就職できますか?

近年は即戦力としての実務経験が求められる傾向にあります。未経験歓迎の求人が全くないわけではありませんが、選択肢は限られます。
そのため、日本での社会人経験を活かせる求人を中心に探していくことをおすすめします。

こちらも参考に
未経験歓迎一覧求人
「営業経験あるのに落ちる…」20代のベトナム転職で求められる”+α”とは?

ベトナム語は必要ですか?

日系企業では日本語・英語で業務が完結するケースも多く、ベトナム語が必須となる求人は多くありません。ただし現地スタッフとのコミュニケーションにおいて、基本的な挨拶や日常会話ができると信頼関係を築きやすくなります。

現地採用でも貯金できますか?

ベトナムの生活コストは日本と比べて抑えやすい傾向にあります。給与水準や生活スタイルによって異なりますが、計画的に生活費を管理することで貯金できているケースもあります。

以下記事もご参考ください。
ホーチミンの生活費はいくら?20代男性のリアルな一人暮らし費用を公開
ベトナム移住5年目。30代女性が語るホーチミンのリアルな生活費と暮らし方

まとめ|ベトナム現地採用は自分の意思で挑戦できる働き方

現地採用は、自分の意思とタイミングで海外キャリアに挑戦できる働き方の一つです。駐在のように会社の辞令を待つ必要がなく、勤務地や職種を自分で選びながらベトナムでキャリアを築くことができます。
一方で、給与が現地基準となる点や契約更新型の雇用形態、日本の社会保障への影響など、事前に理解しておくべき現実もあります。メリットとデメリットの両面を把握したうえで、自分のキャリアや生活設計に照らし合わせて判断することが大切です。

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