「ベトナムで働いてみたいけれど、どうやって就職するの?」
「ワーキングホリデーは使える?」
「どんな働き方があるの?」
近年、海外キャリアを検討する人が増える中で、ベトナムを就職先として考える日本人も増えています。
日系企業の進出が進み、日本語を活かせる求人も一定数存在することから、海外就職の選択肢として検討されている国の一つです。
一方で、ベトナムで働く方法には複数の選択肢があり、それぞれ働き方や前提条件が異なります。
本記事では、ベトナムで働く主な方法や特徴、事前に知っておきたいポイントについて解説します。
ベトナムでの就労や長期滞在を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
なぜ「ベトナム」という選択なのか

ベトナムが海外キャリアの選択肢として検討されるケースが増えている背景には、いくつかの要因があります。
ここでは主なポイントを整理します。
日系企業の進出と日本人材のニーズ
ベトナムは現在、日系企業の進出が活発な国の一つです。
日本貿易振興機構(ジェトロ)の統計によると、2025年時点での進出企業数は2,000社(商工会議所会員数ベース)を超えています。製造業をはじめ、IT、サービス業、物流など幅広い業種で事業展開が進んでおり、日本人材のニーズが見られる分野も増えています。
また、2026年1月に発表された「海外進出日系企業実態調査」では、在ベトナム日系企業の67.5%が黒字と回答しており、安定した経営基盤のもとで事業拡大を進める企業が多い状況です。こうした背景から、人材採用を強化する企業も一定数存在しており、日本での実務経験を活かせる機会も見られます。
急成長するベトナム経済
ベトナムはASEAN諸国の中でも高い経済成長率を維持している国の一つです。
世界銀行(World Bank)のデータによると、パンデミック以降も年率6〜7%前後のGDP成長が続いており、近隣諸国と比較しても高い水準にあります。実際に現地では、高層ビルの建設やインフラ整備が進むなど、都市開発のスピードを感じる場面も少なくありません。
こうした成長環境の中で働くことは、変化の大きい市場での経験を積む機会にもなります。
日本での経験が活かしやすい環境
シンガポールやタイなど他のASEAN諸国では、高度な専門スキルやビジネスレベルの語学力が求められるケースが多い傾向にあります。一方ベトナムは、日本語を活かせるポジションや日本本社との連携を前提とした業務が多く、日本での実務経験を直接活かしやすい環境が整っています。
また生活コストが比較的低い水準にあるため、海外生活の立ち上げがしやすい点も特徴の一つです。
ベトナムで働く方法
ベトナムで長期滞在しながら働く方法は、主に以下の4つに分けられます。
それぞれ働き方や前提条件が大きく異なるため、順に見ていきましょう。
| 働き方 | 特徴 | 長期滞在 | 働き方の柔軟性 |
| 駐在 | 海外赴任 | ◯ | 低 |
| 現地採用 | 現地就職 | ◯ | 中 |
| フリーランス | 個人案件 | △ | 高 |
| インターンシップ | 就業体験 | △ | 中〜低 |
駐在
日本本社の辞令により現地法人へ派遣される形態です。給与は日本基準で算出されるため水準が高く、住居手当・家族手当など福利厚生も手厚いのが特徴です。一方で赴任地や時期は会社が決定するため、自分のタイミングでベトナム就労を始めることは難しく、機会が限られるのが現実です。
現地採用
現地法人と直接雇用契約を結ぶ形態です。自ら求人に応募し、勤務地や職種を選択できる点が特徴です。企業に所属することでビザ取得や保険面のサポートを受けられるため、長期滞在の基盤を整えやすい働き方です。
また現地採用は、自らのタイミングで海外キャリアへ挑戦しやすいことから、20〜30代を中心に選ばれるケースも増えています。
フリーランス
特定の企業に属さず、個人で案件を受注して働く形態です。日本のクライアントからリモートで仕事を継続する、あるいは現地企業から案件を受注するケースが一般的です。時間や場所の自由度が高い一方で、ベトナムにはフリーランス向けの就労ビザが存在しないため、長期滞在の法的な位置づけが不安定になりやすい点には注意が必要です。
インターンシップ
企業に所属しながら就業経験を積む形態です。
給与は無償または低めに設定されている場合が多いものの、現地での実務経験を通じてベトナムキャリアへの足がかりを作れる点が魅力です。
まずはベトナムでの働き方を体験してみたい方にも向いています。
ベトナムでワーホリはできる?
「ベトナムでワーキングホリデーはできるの?」と気になる方もいるかもしれません。
結論から言うと、ベトナムは日本のワーキングホリデー協定国に含まれていないため、ワーホリビザを取得して働くことはできません。
ワーホリ協定国はこちらを参考に ▼
ワーキング・ホリデー制度|外務省
そのため、ベトナムで長期的に働く場合は、企業に所属し、ビザやワークパーミットのサポートを受けながら就労できる、駐在や現地採用といった働き方が一般的です。
ベトナムで働く際に知っておきたいこと
ベトナムで働く方法を理解しても、実際に就職・生活を始める際には事前に確認しておきたいポイントがあります。
ここでは、ベトナム就労を検討する際に知っておきたい主なポイントを解説します。
就労ビザ・ワークパーミット
ベトナムで就労するためには、労働許可証(ワークパーミット)・就労ビザ(LD)・一時在留カード(TRC)の取得が必要です。これらの手続きは個人で進めることが難しく、法改正も頻繁に行われます。入社前に、会社側がどこまで手続きや費用をサポートしてくれるかを確認しておくことが重要です。
ビザや就労許可に関する詳細は以下の記事をご覧ください。
【2024年】ベトナムで働くために必要なビザ・ワークパーミットの手続きまとめ
給与と生活コスト
現地採用の給与は現地基準で設定されるため、日本での給与水準とは異なります。
ただしベトナムの生活コストは日本と比べて抑えやすい傾向にあるため、生活水準とのバランスを考慮したうえで検討することが重要です。
生活費の具体的な目安については以下の記事をご覧ください。
ベトナム移住で貯金はできる?生活費の目安や給与相場を徹底解説!【2025年最新版】
文化・働き方の違い
ベトナムでは、日本と異なる価値観や業務プロセスに直面する場面があります。日本と同じ進め方が通用しないケースもあるため、相手の価値観や文化的背景を理解しながら働く姿勢が重要です。
異なる文化を持つスタッフと協働しながら業務を進める経験は、日本では得にくい学びにつながる一方で、柔軟な対応力も求められます。
こちらもあわせてチェック ▼
【入門編】ベトナムで働くための心構え~ベトナム人の価値観・文化を知る~
まとめ|ベトナムで働く方法を知って、自分に合った選択を

ベトナムで働く方法には、駐在・現地採用・フリーランスなど複数の選択肢があります。
それぞれ働き方や特徴、必要な準備が異なるため、自分のキャリアや生活スタイルに合った方法を選ぶことが重要です。
中でも、企業に所属しながら長期的に海外キャリアへ挑戦したい場合は、現地採用が一般的な選択肢の一つとなります。
まずは、自分がどのような働き方をしたいのか整理しながら、必要な情報収集を進めてみてください。
ベトナムでの就労について具体的に検討したい方は、ぜひR-VIETNAMにお気軽にご相談ください。現地に根ざしたエージェントとして、一人ひとりの状況に合わせてサポートいたします。
