2026.09.17

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ベトナム就職に英語力は必要?TOEICスコアだけでは見えない求人選びの視点

「ベトナムで働きたいけど、英語にあまり自信がない…」そんな不安から、一歩を踏み出せずにいる人は少なくありません。
求人票に書かれた「TOEIC〇〇点以上」という文字を見て、応募をためらった経験がある方もいるのではないでしょうか。

でも、実はベトナムでの就職において、英語力の必要度合いは職場によって大きく異なります。今回は、TOEICのスコアだけでは見えてこない、求人選びのリアルな視点をお伝えします。

ベトナム就職に英語力は本当に必要なのか

オフィスの窓際でスーツ姿の男性2人が向かい合って会話している様子

 

結論から言うと、必ずしも高い英語力が必要とは限らないというのが実情です。

ベトナムには日系企業が数多く進出しており、日本人や日本語対応スタッフが在籍する職場も珍しくありません。そうした環境では、日本語がメインの業務言語となり、英語をほとんど使わずに仕事が完結するケースもあります。

一方で、現地スタッフとの連携が多い職場や、外国人上司・海外本社とのやり取りが発生するポジションでは、英語力が業務の生命線になることもあります。つまり「ベトナム就職=英語必須」と一括りにはできず、職場ごとの環境次第で必要な英語力は大きく変わるのです。

TOEICスコアも重要だが、それだけでは判断できないこともある

もちろん、TOEICのスコアは英語力を測る一つの指標として有効ですし、多くの求人で目安点数として提示されています。応募先を絞り込む際の参考にはなるでしょう。
ただし、TOEICはあくまで「読む・聞く」を中心としたテストであり、実際の業務で求められる「話す・書く」力、特にビジネスの現場での実践的なコミュニケーション力とは必ずしも一致しません。

さらに重要なのは、同じスコアでも求められる英語力の種類が職場によって全く異なるという点です。日常会話レベルで十分な職場もあれば、契約書レベルの英文を扱う職場もあります。スコアだけでなく、「その職場で英語をどう使うのか」まで踏み込んで確認することが、ミスマッチを防ぐ鍵になります。

英語力は「使う環境・場面」で決まる

では、実際にどんな視点で求人を見ればよいのでしょうか。ポイントは「英語を使う環境・場面」を具体的にイメージすることです。以下の表に、代表的なパターンをまとめました。

使う環境・場面 求められる英語力の目安 確認したいポイント 職種例
日本人中心・通訳/日本語対応スタッフあり ほぼ不要〜定型的な読み書き程度 通訳の有無、現地スタッフとの直接対応頻度 技術職、工場管理、品質管理
ベトナム人スタッフとの日常連携 日常会話・業務指示ができる程度 チーム内の共通言語、指示・報告の頻度 バックオフィス、製造管理、営業
顧客・取引先対応あり 商談・説明ができる程度 顧客の国籍、対応頻度(メール/商談)、通訳同席の有無 営業、人材、コンサル、CS
外国人上司・海外本社との連携 報告・資料作成ができる程度 社内公用語、会議・報告の頻度 管理職、部門責任者、営業

こうして整理すると、「英語力=一律の基準」ではなく、「誰と、どんな場面で、どのくらいの頻度で使うか」によって必要なレベルが変わることが分かります。求人票のスコア表記だけでなく、実際の業務フローや職場の言語環境まで確認する意識を持つと、入社後のギャップをぐっと減らせます。

「英語不問」の求人実態とは

求人サイトでよく見かける「英語不問」の表記。これは英語力が全く求められないという意味ではなく、多くの場合「業務上、英語が必須条件になっていない」というニュアンスで使われています。
たとえば、日本語対応スタッフや通訳が間に入る職場、あるいは日本人同士でのやり取りが中心の職場では、英語ができなくても十分に活躍できます。実際、ベトナムの日系企業には日本語ができれば問題ないというポジションも多く存在します。

ただし、「英語不問」であっても、将来的にポジションが上がるにつれて英語での対応が求められる可能性はゼロではありません。応募前に、現時点での業務内容だけでなく、キャリアパスの中でどう変化していくのかも確認しておくと安心です。

英語に自信がない人が今からできる対策

「今は英語に自信がないけれど、ベトナムで挑戦したい」という方も多いはずです。今からできる対策はいくつかあります。
まず、応募前にその職場で実際に英語をどう使うかを面接や求人票で具体的に確認すること。漠然とした不安のまま応募を諦める前に、実態を知ることが第一歩です。
また、日常会話レベルの英語やビジネスメールの定型表現など、実務でよく使うフレーズから優先的に慣れておくのも有効です。TOEICのスコアアップに固執しすぎず、実際の業務で使う「型」を身につける方が、現地での即戦力につながりやすい傾向があります。

そして何より、日本語対応がしっかりした職場や、英語不問の求人からキャリアをスタートさせるという選択肢も十分にあり得ます。まずは自分の英語力と職場環境が合うポジションを見極めることが、無理のない挑戦につながります。

まとめ

ベトナム就職において、英語力が「必須」かどうかは職場ごとの環境や業務内容によって大きく異なります。TOEICのスコアはあくまで一つの目安であり、それだけで自分に合う・合わないを判断するのは早計です。

大切なのは、「誰と、どんな場面で、どのくらいの頻度で英語を使うのか」という具体的なイメージを持ちながら求人を見ること。英語に自信がなくても、日本語対応の環境や英語不問の求人など、自分に合った選択肢は必ず見つかります。

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