こんにちは!ハノイの奥平です。「WFHとプロティアンキャリア」の第2話です。
前回は、コロナ禍で注目された新しい働き方「Work From Home(在宅勤務)」と、変化に柔軟に対応する“プロティアンキャリア”の考え方についてお話ししました。
今回は、その中でも特に大切な「エンプロイアビリティ(雇用され得る能力)」に焦点をあてていきます。
エンプロイアビリティとは
まずは前回のおさらい。プロティアンキャリアとは「キャリアは個人を主体に形成され、環境変化に変幻自在に対応していく」ことでした。
※プロティアンキャリアの詳細は第1話をご参考ください。
WFHとプロティアンキャリア第1話:在宅ワークでも自分らしく成果を出す考え方
この、プロティアンキャリアの形成において意識すべきことは、従来大切にされてきた職務保証ではなく「エンプロイアビリティ(雇用され得る能力)」です。
ともすると目の前の仕事にとらわれ視野が狭くなったり、知りたい情報ばかりを追いがちです。わたし自身、在宅ワークともなると自身のテリトリーの中で仕事や情報収集が完結してしまう傾向にあります。
自分のキャリアを広い視野で見つめ直す
変化の激しい現代においては、広い視野で世の中の動きをとらえ、その動きの中で自分はどこに興味を持ち、何をしていきたいと考え(どんな専門性を身につけたいと考え)、そのためにどんな経験を積んだらいいのかを都度キャッチアップすることが大切です。
さらに、価値観や行動の軸が従来のキャリアでは『組織から自分は尊敬されているか=(他者からの尊敬)』を重視していたのに対し、プロティアンキャリアを形成するうえでは『自分を尊敬できるか(=自尊心)』といった心理的成功が重視されると言われています。
在宅ワーク時代に求められる「主体性」と「学び」
在宅ワークですと、集中力やモチベーションを維持するのがなかなか難しい時も多いのではないでしょうか。ですが、そうこうしている間にも転職市場は変化をしていきます。在宅であれ出社であれ高いパフォーマンスをあげられる能力、すなわちどんな状況下にあっても主体的に経験を積み学びを得てアウトプットするサイクルがまわせているかが一層注目されるようになるでしょう。
プロティアンキャリア形成の第一歩:1日の振り返り
プロティアンキャリア形成の第1歩として、一日の振り返りに下記を自身に問いかけてみましょう。
- 新しい情報をインプットできたか
- 会社・環境が変わっても活躍できると言える経験を積めたか
- どんな専門性を吸収し発揮したか
- 今日の自分は尊敬できる自分であったか
専門性についてですが、わたしの場合ですと、日本人の海外就職における転職市場動向や、キャリア心理学をベースとした転職相談といった専門性がこのベトナムの地で培われているかなと思います。
変化に適応することこそ、生き残る力
最後に好きな名言を。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives.
It is the one that is most adaptable to change.
(生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。)
ー Charles Darwin(チャールズ・ダーウィン)
英国の自然科学者、『種の起源/On the Origin of Species』著者 / 1809~1882
ダグラス・ホールとダーウィンから、コロナ過をサバイバルするためのポイントを教えてもらっているように感じますね。
それではまた。
参考:新版 キャリアの心理学【第2版】―キャリア支援への発達的アプローチ
https://www.nakanishiya.co.jp/book/b371641.html
奥平 未来
国家資格キャリアコンサルタント
2015年にベトナムへ移住し、以来ハノイを拠点に日系企業の採用支援に携わる。
現在はG.Aコンサルタンツベトナムのハノイ拠点長として、製造業・商社・サービス業を中心に数百社以上の採用を支援。ベトナム人・日本人双方の転職市場や労働慣習に精通しており、企業文化にフィットする人材採用を強みとしている。
