こんにちは!インターン生のくる子です。
海外で働くなど、グローバルな環境でお仕事をする機会が近頃益々増えています。
そんな環境の中で様々なバックグラウンドを持つ人々と一緒に働くためには、相手の価値観や文化を理解することが大切になってきますよね。
今回はベトナムの人と一緒に働いている私が学んだベトナム人の気質や文化、風習をまとめてみました。
目次
1,仕事よりも何よりも大切なのは家族
1,仕事よりも何よりも大切なのは家族と親族
家族・親族はベトナム社会や文化において核のような存在です。ベトナム人は家族の誰かが困っていたら努力を惜しまずサポートをします。家族のために長期休暇を取得することや、会社の社内旅行に家族や親族まで連れてくることも珍しくありません。2,教育投資の増加と学歴社会
ベトナムの労働市場は非常に競争が激しいのです。そのため、ベトナム社会で良いキャリアを積んでいくために学校で優秀な成績を収める必要があります。学習塾に通っている学生も多く、ベトナム教育紙の調査結果によると、ホーチミン市ビンタン区の高校1年生~3年生が塾に通っている割合は81%と明らかになっています。家計に占める教育費の割合は、収入最下位20%のグループで20.5%、収入最高位20%のグループで13.2%となっています。収入が低いほど教育費に対する負担が大きいことがわかります。大学進学率は20%前後ですが、大学を卒業していること自体がキャリアと認められるので複数の大学を卒業している人もいます。3,フランス植民地時代の名残「カフェ文化」
ベトナムはかつてフランスの植民地でした。それにより、フランスから様々な西洋文化がもたらされました。その一つがカフェです。当初はフランス軍人やベトナム人貴族のための嗜みでしたが、「路上カフェ」としてすぐに庶民に浸透し現在に至るようです。ベトナムのホーチミン市には日本のコンビニを上回る数のカフェが存在しています。ハノイ市内でも、歩いていると絶え間なくカフェが有り、店の外でコーヒーやお茶を飲んでいる人を必ず見かけますね。4,朝活と昼寝の文化
ベトナム人は早起きが基本で、市場は6時前から営業開始しているところもあります。一般的なビジネスアワーは8:00~17:00。朝早くから活動するため、約7割の人が昼寝をしています。この早起きの習慣が根付いているようで、飲み会も早くに終了するそうです。5,ポイ捨て歓迎
これはポイ捨て禁止という言葉が当たり前な日本人からすると特に驚く文化だと思います。ベトナムの屋台で食事をする時、近くにゴミ箱がなければ床にゴミを捨てます。これは「汚れるのは当たり前。一度にまとめて掃除をするからポイ捨てOK。」というのが一般的な考え方。床にごみが散らかっているほど、繁盛している証拠です。6,バイクの大群
ベトナムは車よりもバイクがとても多く、成人している人はほぼ全員バイクを所持しています。朝の通勤時はまさにラッシュアワーで渋滞している様子をよく見かけます。なぜベトナムはこんなにもバイク社会なのでしょうか?ベトナムでは四輪車に高額な関税、その他にも特別な消費税がいくつもかけられます。そのため、四輪車は一般所得者にとっては手の届かない値段になってしまいます。そのような事情から多くの人が移動手段としてバイクを持つようになったため、ベトナムでは日々バイクの大群を見かけるのです。7、仕事もプライベートもお酒で解決!
ベトナムはコーヒーで有名ですが、ビールも同じくらい有名なのです。実はベトナムはアジア随一のビール消費大国です。ベトナム人は昔から「アルコールで人間関係をつくる」ことを重視してきました。田舎ではウォッカ、都会や若者の間ではビールがその役割を担っているようです。最近は夜になると飲み屋街となり、多くの人々がお酒を飲み交わしているようです。ベトナムの地ビールはおよそ60円、生ビールはおよそ20円と非常に安い値段から販売されています。ベトナムの飲酒については18歳未満は禁止となっており、日本より若干若くからお酒を飲むことができます。しかし、ベトナムでは酒類を販売している店が多いため、厳しく取り締まりが行われていないようです。8,要注意!トイレ事情
国によって全く異なるのがトイレ事情だと思います。ベトナムは水の流れが弱いため、トイレットペーパーを流すとトイレが詰まってしまう恐れがあります。市街地では使用済みのトイレットペーパーは備え付けのゴミ箱に捨てるケースも稀に見かけます。また、日本と比べ衛生管理が十分ではないため公衆トイレは汚れていたり、トイレットペーパーが備え付けられていなかったりします。ティッシュペーパーは必ず持ち歩きましょう。
こんにちは!インターン生のくる子です。
海外で働くなど、グローバルな環境でお仕事をする機会が近頃益々増えています。
そんな環境の中で様々なバックグラウンドを持つ人々と一緒に働くためには、相手の価値観や文化を理解することが大切になってきますよね。
今回はベトナムの人と一緒に働いている私が学んだベトナム人の気質や文化、風習をまとめてみました。
目次
1,仕事よりも何よりも大切なのは家族
1,仕事よりも何よりも大切なのは家族と親族
家族・親族はベトナム社会や文化において核のような存在です。ベトナム人は家族の誰かが困っていたら努力を惜しまずサポートをします。家族のために長期休暇を取得することや、会社の社内旅行に家族や親族まで連れてくることも珍しくありません。2,教育投資の増加と学歴社会
ベトナムの労働市場は非常に競争が激しいのです。そのため、ベトナム社会で良いキャリアを積んでいくために学校で優秀な成績を収める必要があります。学習塾に通っている学生も多く、ベトナム教育紙の調査結果によると、ホーチミン市ビンタン区の高校1年生~3年生が塾に通っている割合は81%と明らかになっています。家計に占める教育費の割合は、収入最下位20%のグループで20.5%、収入最高位20%のグループで13.2%となっています。収入が低いほど教育費に対する負担が大きいことがわかります。大学進学率は20%前後ですが、大学を卒業していること自体がキャリアと認められるので複数の大学を卒業している人もいます。3,フランス植民地時代の名残「カフェ文化」
ベトナムはかつてフランスの植民地でした。それにより、フランスから様々な西洋文化がもたらされました。その一つがカフェです。当初はフランス軍人やベトナム人貴族のための嗜みでしたが、「路上カフェ」としてすぐに庶民に浸透し現在に至るようです。ベトナムのホーチミン市には日本のコンビニを上回る数のカフェが存在しています。ハノイ市内でも、歩いていると絶え間なくカフェが有り、店の外でコーヒーやお茶を飲んでいる人を必ず見かけますね。4,朝活と昼寝の文化
ベトナム人は早起きが基本で、市場は6時前から営業開始しているところもあります。一般的なビジネスアワーは8:00~17:00。朝早くから活動するため、約7割の人が昼寝をしています。この早起きの習慣が根付いているようで、飲み会も早くに終了するそうです。5,ポイ捨て歓迎
これはポイ捨て禁止という言葉が当たり前な日本人からすると特に驚く文化だと思います。ベトナムの屋台で食事をする時、近くにゴミ箱がなければ床にゴミを捨てます。これは「汚れるのは当たり前。一度にまとめて掃除をするからポイ捨てOK。」というのが一般的な考え方。床にごみが散らかっているほど、繁盛している証拠です。6,バイクの大群
ベトナムは車よりもバイクがとても多く、成人している人はほぼ全員バイクを所持しています。朝の通勤時はまさにラッシュアワーで渋滞している様子をよく見かけます。なぜベトナムはこんなにもバイク社会なのでしょうか?ベトナムでは四輪車に高額な関税、その他にも特別な消費税がいくつもかけられます。そのため、四輪車は一般所得者にとっては手の届かない値段になってしまいます。そのような事情から多くの人が移動手段としてバイクを持つようになったため、ベトナムでは日々バイクの大群を見かけるのです。7、仕事もプライベートもお酒で解決!
ベトナムはコーヒーで有名ですが、ビールも同じくらい有名なのです。実はベトナムはアジア随一のビール消費大国です。ベトナム人は昔から「アルコールで人間関係をつくる」ことを重視してきました。田舎ではウォッカ、都会や若者の間ではビールがその役割を担っているようです。最近は夜になると飲み屋街となり、多くの人々がお酒を飲み交わしているようです。ベトナムの地ビールはおよそ60円、生ビールはおよそ20円と非常に安い値段から販売されています。ベトナムの飲酒については18歳未満は禁止となっており、日本より若干若くからお酒を飲むことができます。しかし、ベトナムでは酒類を販売している店が多いため、厳しく取り締まりが行われていないようです。8,要注意!トイレ事情
国によって全く異なるのがトイレ事情だと思います。ベトナムは水の流れが弱いため、トイレットペーパーを流すとトイレが詰まってしまう恐れがあります。市街地では使用済みのトイレットペーパーは備え付けのゴミ箱に捨てるケースも稀に見かけます。また、日本と比べ衛生管理が十分ではないため公衆トイレは汚れていたり、トイレットペーパーが備え付けられていなかったりします。ティッシュペーパーは必ず持ち歩きましょう。