2021.06.10

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明日からできる、あくせく働かなくてもパフォーマンスをあげる方法 ― 結果期待を味方にするキャリアの考え方

こんにちは!ハノイオフィスの奥平です。
目の前の仕事で精一杯で気持ちがせかせかする毎日は、心身ともに疲れてしまいますよね。わたしも日本で働いていた時は、そのような日々の繰り返しでした。今回は、あくせく働く状態をキャリアカウンセリング的視点で考えてみたいと思います。

社会認知的キャリア理論(SCCT)とは

社会認知的キャリア理論(SCCT)では、人の「認知」に着目しています。物事の捉え方が、キャリア開発やキャリアの意思決定において重要な役割を果たすという考え方です。この理論の中核は以下の3点。

  • 自己効力感
  • 結果期待
  • 目標設定

振り返ってみますと、自分の働き方が”あくせくしている”と認知しているのは自分自身だったんですね。なぜそのように感じていたのかと言えば、結果期待と目標設定がぼんやりしていたので「会社や生活のために働かされている(自分の時間を消費している)」といった認知が強くなっていたから。
あくせく働いているという認知はつまり「自分のために使う時間が少ない」という認知なんだと思います。趣味に時間を費やしているときに、あくせく趣味をする、とは言いませんよね。
さて、ベトナムではどうかと言いますとあくせく働くとは程度遠く「自分のための時間」を生きていると言い切ることができます。

結果期待に着目してみる

SCCT理論の中核は先に示した3点ですが、今回は結果期待に焦点を当てたいと思います。
結果期待とは、「この仕事をするとどうなるのか?」ということです。大きく3つに分類されます。

①物理的な成果:報酬や賞など
②自己評価的成果:自分自身の基準を達成したことへの満足感
③社会的成果:褒められる、地位が高まるなど周囲からの評価

わたしの当時の認知ではありますが、日本で働いていた時は「この仕事を達成しても、同じような経験やスキルを持つ人はたくさんいる。私にしかできない仕事はない。いつか必要とされなくなるかもしれない」と考えていました。もちろん、これは偏った認知が作り出した世界です。

一方でベトナムでは、前例が少ない状況で仕事に取り組むため、日本と比べて自分だけが体験できる場面に出くわすことが多いです。たとえば、とある候補者さんのビザ発給のために、ハノイの移民局に何度も足を運び、制服姿の強面な担当官に必死で交渉したのは、私だけの貴重な体験です。

この経験を例にすると、次のようなサイクルが回ります。

この仕事を達成して、誰でもない私だけのスキルを獲得する(結果期待)

自主的に仕事に取り組む(行動、パフォーマンスの変化)

新たなスキルを獲得し、シンボリックな実績につながる(結果、成果)

こうして「自分のために時間を費やす」ことで、結果期待を回していくことができます(まだまだ充分な実績には達していませんが)。

まとめ

一度きりの人生。せっかくなら自分のために働きたいですし、そうすることで結果として会社や社会に貢献できたり、身近にいる大切な人の役に立てたら、充実した毎日を送ることができますよね。
あくせく働いていると感じたら、自分にとっての仕事の結果期待は何だろう?ということを振り返ってみましょう。そして、オリジナルの経験を積みたい方はぜひベトナムへ!

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この記事を書いた人

奥平 未来
国家資格キャリアコンサルタント

2015年にベトナムへ移住し、以来ハノイを拠点に日系企業の採用支援に携わる。
現在はG.Aコンサルタンツベトナムのハノイ拠点長として、製造業・商社・サービス業を中心に数百社以上の採用を支援。ベトナム人・日本人双方の転職市場や労働慣習に精通しており、企業文化にフィットする人材採用を強みとしている。