「ベトナムは物価が安いって聞くけど、実際どれくらいで生活できるの?」
「生活費を抑えるコツや注意点も知りたい」
そんな方に向けて、ベトナムでの生活費や節約のコツ、現地での落とし穴をまとめました。
一人暮らしの方も、家族で移住する方も、この記事を読めばリアルな生活費の目安や、ベトナムで快適に暮らすためのポイントがわかります!
目次
ベトナムの給与相場
まずは生活費の基盤となる日本人現地採用の給与相場(額面)をご紹介します。
給与の目安を知ることで、生活費と貯金のイメージをより具体的に持つことができます!
| 職種 | 年齢 | 給与(USD GROSS) | 給与(日本円) |
| 営業 | 20代後半〜40歳 | 1,800~3,000 | 273,000〜456,000 |
| IT エンジニア | 20代後半~40代 | 2,500~5,000 | 380,000〜759,000 |
| カスタマーサービス | 25歳~40代前半 | 1,800~2,500 | 273,000〜380,000 |
| 事務、アシスタント | 50歳~ | 3,000~5,000 | >456,000〜759,000 |
| 工場長 | 50歳~ | 2,800~4,000 | 425,000〜608,000 |
| 技術職 | 30前後~40歳 | 2,500~3,500 | 380,000〜532,000 |
| 生産管理/品質管理 | 30前後~40歳 | 2,000~3,000 | 304,000〜456,000 |
| 購買 | 30前後~40歳 | 2,000~3,000 | 304,000〜456,000 |
※ 1USD ≒ 157.4円(2024年7月19日現在)
会社によっては上記と別で家賃補助がついている場合もございます。表記はGross給与です。社会保険や所得税が差し引かれるため、手取りはおおよそ70〜80%と考えてください。
経験年数、実績、英語スキルによってお給与の金額は変動します。
同業種・同職種への転職であれば、給与交渉がしやすくなる傾向です。
賞与は旧正月前に年1回支払われることが多く、基本給の1ヶ月~3カ月分(※業績次第)程度です。
給与交渉に不安がある方はこちらもチェック▼
給与交渉で失敗しないための秘訣とは?
ベトナムの生活費の目安
ベトナム、特にホーチミンやハノイの中心地はここ数年で急速に発展し、日本人でも快適に暮らせる生活環境が整いつつあります。
Livingcost.org(2025年データ)によると、ホーチミンの生活費はハノイと比べて約5〜10%ほど高めですが、東京などの都市と比べると、家賃・交通・食費の多くは依然として割安です。
実際の生活コストは住むエリア・住居タイプ・家族構成・生活スタイルによって大きく異なります。以下はあくまで日本人が現地で暮らす場合の平均的な目安です。
給与相場を踏まえると、家賃や食費などの生活費は月収の5〜7割程度に収まるケースが多く、余裕を持って貯蓄できる方も少なくありません。
| 項目 | 単身者 | ファミリー(夫婦・子あり) |
| 家賃 | 350〜700USD | 800〜2,000USD |
| 光熱費 | 25〜40USD | 70〜120USD |
| 食費 | 250〜300USD | 500〜700USD |
| 交通費 | 30〜50USD | 70〜120USD |
| 娯楽・交際費 | 100〜200USD | 200〜300USD |
| 教育費 | – | 200〜2000USD |
| その他雑費 | 50〜100USD | 100〜150USD |
| 合計 | 805〜1,210USD | 1,940〜 USD |
※1USD ≒ 152円(2025年10月現在)
単身者編
ホーチミンやハノイで働く単身者の生活費は、月800〜1,200USD前後(約12〜18万円)が目安です。
ライフスタイルによって差はありますが、ローカルエリアで住居を探せばさらにコストを抑えることも可能です。
自炊やGrabの活用で生活費を上手にやりくりしている方も多く、趣味や旅行に使える余裕があるのもベトナム生活の魅力のひとつです。
実際に暮らす日本人のリアルな生活費をチェック!
・ホーチミンの生活費はいくら?20代男性のリアルな一人暮らし費用を公開
・ベトナム移住5年目。30代女性が語るホーチミンのリアルな生活費と暮らし方
ファミリー編
ご家族帯同での生活は、住居費や教育費の割合が大きく、単身者に比べて出費がやや高くなる傾向があります。
ただし、多くの企業では住宅手当や医療保険のサポートが整っており、安心して生活できる環境が整っています。
住まいは、安全性や通学アクセスを重視して中心地のサービスアパートを選ぶケースが一般的。
生活費はおおよそ月30万円前後〜が目安で、教育費や家族構成によって変動します。
お子さまがインターナショナルスクールに通う場合は、月10〜20万円ほどの学費を見込んでおくと安心です。
企業のサポートをうまく活用すれば、快適で安心感のある帯同生活を送ることもできます。
ベトナム移住の節約のコツ
通販を賢く活用
スマートフォンの普及率が高いベトナムでは、インターネットショッピング の利便性が抜群に良いです。
欲しい商品をポチッと押せば、早ければ翌日には自宅に届きます。
※スマートフォン普及率はこちらもご参考に
ベトナムSNSマーケティング最新動向:日本製品の販売を解説 | VietBiz(ベトビズ)
代表的な通販サイト Lazada や Shopeeでは日用雑貨やお洋服など、日本の半分以下の値段で購入できます。
期間限定FLASH SALEのタイミングを狙って買い物をしたり、配送無料などの各種クーポンを使うと、さらにお得にお買い物ができますよ。時間もお金も節約できて一石二鳥です。
我が家はLazadaのヘビーユーザーでスチームオーブンもLazadaで購入しました。
お値段は約27,000円と安いですが、焼きもの、揚げ物、蒸し物なんでも使えて大活躍中です!

※注意点
①稀に、思っていたのと違うなぁという商品が届くことがありますので、口コミなどにもしっかりと目を通し、販売元の信用性を確認しましょう。
②安くて便利とあって、ついつい余計なものまでポチッとしがちです。疲れている日やお酒を飲んでいる日などの利用は控えることをお勧めします。
食料品
AEONなど日本のスーパーマーケットが複数店舗ありますので、日本の食材も簡単に手に入ります。ただ、ローカルマーケットと比較すると、どうしても割高になってしまうのが課題。
Winmartなどのローカルスーパーも併用すると支出をおさえることができます。
WinMart
WinMartでは、Vietgap(Vietnam Good Agricultural Practice)など安全基準に基づいて管理・生産された食材にはシールが貼られていますので、購入時は目印にしてみてくださいね。野菜はWineco、お肉はMeatDeliなどがおすすめ。

住まい
最も高額な固定費になりますので、可能な限り家賃を抑えることができると貯蓄額アップに繋がります。
家賃交渉も可能ですが、外国人からの移住人気の高まりに加え家賃相場が上がっているベトナムでは売り手がやや強い立場です。いかに穴場スポットを探すかがポイントになります。
不動産仲介を通して探すのが一般的ではありますが、SNSの賃貸物件グループを活用すると、より多くの物件に出会うことができます。
例えば、Facebookのグループ内で、ご自身の希望するエリアや予算をアップすると現地の複数のエージェントやオーナーから物件情報が届きます。日系の不動産仲介会社と併用して、SNSも駆使しながら探してみましょう。

契約時には、備え付けの家具・家電に不備がないかしっかりとチェックすることが大切です。
特にベトナムでは水道水のお水は飲めませんので、お部屋にウォーターサーバーを設置しておくと便利です。ボトル(水本体)の金額は自己負担になりますが、ウォーターサーバー本体はオーナー側が準備してくれることが多いです。もしお部屋にウォーターサーバーがなければリクエストしてみましょう。
また、テレビ、収納家具、食器などに不備や不足のものがあれば、まずは遠慮なくリクエストしてみることをおすすめします。
移動
外国人の主な移動手段はタクシーやバイクタクシーですが、1回あたりの使用料は安いものの、積み重なると意外と大きな支出に。
例)バイクタクシー片道15分 約50,000VND ≒ 310円
そこで、ベトナムで最安且つ便利な移動手段であるバス移動をおすすめします。
7,000〜10,000VND(44円~62円)で市内のいたるところに移動できます。専用アプリを利用すれば乗り降りするバス停に迷うことはありません。
また、エリアによってはメトロも活用しましょう!(例:ホーチミン|ベンタン市場〜タオディエン(2区) 6,000VND)
こちらの記事も参考に▼
【初心者向け】ベトナムの交通事情|安全&快適に移動するためのコツ
食事
ビール党の皆さんに朗報です。ベトナムは何と言っても地場のビールが安いため、何本飲んでも支出に大きく響くことがないのが嬉しいですね!
例)スーパーでビール缶(330ml)1本購入≒12,000VND (75円)

ベトナムローカル料理は1食あたり30,000〜60,000VND。
日本円でおよそ185円~400円程度です。ひとり暮らしであれば、外食したほうがお得。
日本と比較すると食費は半分以下になるかもしれません。
一方で日本食レストランやイタリアンレストランなどの他の国籍のレストランで食事をすると軒並み東京プライス。1食あたり800円~1500円です。
食事はローカル料理をいかに楽しむかが節約のポイントですね。
洋服
日本からベトナムに移住された方が漏れなく体験するのは「お洋服を買う機会が減った」ということだと思います。日本のように雑誌やCMで流行のお洋服について情報を入手する機会が少ないこと、暑い日が多いのでTシャツにハーフパンツなどラフな格好が一番過ごしやすいことが影響していますね。日本にいた時にお洋服代に使っていた金額は丸々貯蓄に回せるかもしれません。
家計簿アプリで管理
ベトナム移住に限ったことではありませんが、生活費については家計簿アプリで管理をすることが貯蓄額を増やすうえでは欠かせません。ベトナムは物価が安いため、ついつい無駄遣いをすることもあります。そのうえ現地通貨のVNDは桁が多く、どのくらい支出をしたのかが把握しにくいものです。
例)100円=17,400VND
物価の安さから、日本より楽に貯蓄ができるとはいえ、収入と支出をしっかりと毎月管理をしていくことは欠かせません。
定期預金を活用
日本と同じで「銀行に預けてもほとんど増えない…」と思っていませんか?
ところが、ベトナムの定期預金は年利4〜6%と高金利!しかも利息に税金がかからないのです。
たとえば100万円を半年間・年利6%で預けると、約3万円の利息がつく計算。「リスクを取らずにお金を増やしたい」という方にはぴったりの仕組みです。
銀行によってはアプリから簡単に申し込みできるところもあるので、普段使っている口座を一度チェックしてみましょう。
上手に使えば、節約+利息で貯金を増やすことができます。
ベトナム移住の落とし穴

ベトナムでの貯蓄について、ちょっとした落とし穴をご説明します。
ベトナムの物価上昇
ベトナムでは近年、着実に物価が上昇しています。
ベトナム統計総局の2025年9月時点のデータでは、消費者物価指数(CPI)の上昇率は約3.38%に達しており、さらにコアインフレ率も約3.19%です。2024年の年間平均でも約3.6%の物価上昇が確認されています。
参考:CPI – National Statistics Office of Vietnam
こうした物価上昇は、家賃や輸入品、公共料金、飲食物など幅広い支出に影響を及ぼします。
たとえば、5年前は150円ほどで食べられたフォー(Pho)も、現在では250〜300円前後が一般的。こうした変化はゆるやかですが、生活費にじわじわと影響を与えていきます。
家賃も上昇傾向に
先にお伝えした通り、賃貸アパート契約においては売り手市場なため、「来月から家賃を引き上げます」と突然オーナーから言われることも珍しくありません。
私も同じアパートで契約更新する際、20〜40USD程値上げ交渉が入っていました。
一方で、日本人現地採用者のお給与相場も上昇していますのでご安心を。また、入社後の頑張り次第では毎年10%の昇給も少なくありませんよ。
給与上昇と物価上昇がバランスしている点は、前向きに捉えられるでしょう。
意外と高い!医療費・教育費
医療費
現地採用としてベトナムで働く際には、基本的には会社負担で民間の医療保険に加入してもらうことが多いのですが、どのようなプランに加入しているのかにより適用範囲や自己負担金額が変わります。
風邪や腹痛といったことであればインターナショナルホスピタルを受診した際に医療保険が適用され自己負担無しとなるのが一般的ではありますが、念のため保険の内容はしっかりと確認しておきましょう。
なお、医療保険が適用されない場合、ちょっとした体調不良の受診であっても数万円近くの請求になることがありますので注意が必要です。
以前、息子の肌荒れで病院に行った際、5分程度の受診で1万円越えの請求がきまして目玉が飛び出そうになりました。
また、歯医者は保険適応外で、高額になるケースが多いため渡航前に日本で治療をすませることをおすすめします。
教育費
お子さまを持つ家庭では、教育費は最も大きな支出のひとつです。
通う学校の種類によって費用差が非常に大きく、年間2,000〜30,000USD(約31万〜465万円/人) が目安です。
特にインターナショナルスクールを選ぶ場合は、最低でも年間10,000USD(約152万円)〜 が一般的です。
このほか、入学金・スクールバス代・教材費などの追加費用がかかることもあります。
学校の教育方針やカリキュラムによって費用が大きく異なるため、長期滞在を検討する場合は、複数校を比較・検討しながらトータルコストを把握しておくことが大切です。
まとめ
日本と比べると半分以下の生活費で暮らすことができるベトナム。
住まいを決める際や、日々の移動費、食費などを工夫することで月々5万円~10万円の貯蓄は難しくありません。わたしの知り合いには6年間のベトナム移住で600万円の貯蓄に成功した強者も。
なかなか日本でお金が貯まらず悩んでいる方にもベトナム移住はおすすめですよ!
実例を紹介!以下の記事も参考に▼
・ホーチミンの生活費はいくら?20代男性のリアルな一人暮らし費用を公開
・ベトナム移住5年目。30代女性が語るホーチミンのリアルな生活費と暮らし方
