2021.05.17

スタッフブログ キャリア関連

ちょっとモチベーションが上がるキャリアのお話し第3話 ― 「自分らしいキャリア」を見つける

こんにちは。ハノイオフィスの奥平です!
今回はいよいよ、ちょっとモチベーションがあがるキャリアのお話し3話目(最終話)になります。
第3話では、「自分らしいキャリア」について考えていきたいと思います。

これまでのお話は以下よりご確認ください▼
第1話 ― プランド・ハップンタンス理論で考える偶然の活かし方
第2話 ― 偶然をチャンスに変える5つのスキル

自分らしいキャリアを考える ― キャリア・アンカーとは

キャリアに関する考え方のひとつに「キャリア・アンカー」があります。

アンカーとは錨(いかり)のことで、キャリアを船に例え、それを繋ぎ止める軸(錨)となるものをキャリア・アンカーといいます。これは組織内キャリア発達理論を提唱したシャインが名付けたものです。
キャリア・アンカーとは、コンピテンシー(能力や行動特性)、モチベーション、バリューからなる自己概念、つまり自分に対するイメージ(何が得意で、どんな能力を持ち、どんな価値を持ち、何をしたいのか)とも言えます。
シャインは誰しも必ずキャリア・アンカーを持つと主張しています。

私自身のキャリア・アンカー体験

わたし自身に置き換えて考えてみますと、社会人になり立てのころは自分のキャリア・アンカーについて考えてみたこともなく、目の前の仕事をただ黙々とこなしていたように思います。「一体誰の人生を生きているんだろうか」「何のために働いているのだろうか」と、立ち止まってしまったこともありました。私らしい生き方ができているのか自問自答を繰り返す中で「悩める人の支援をする」というキャリア・アンカーに辿り着きました(と言いますか、このブログを書きながら辿り着きました)。
過去を振り返ってみると、誰かの役に立ったかもしれないと感じる仕事をした時に、自分自身を誇らしく思え、仕事の満足度も高まりました。

キャリア・アンカーを明確にすることは自分らしいキャリアを見出し、仕事のモチベーションや満足度を高めることにも繋がるのではないでしょうか。また、予期せぬ事態が発生した時や、迷いが生じた時などに立ち返り、自分が本当にやりたいことを改めて考える拠り所になるはずです。

8つのキャリア・アンカー

最後に、シャインが分類した8つのキャリア・アンカーをご紹介します。必ずしもこれに当てはめる必要はなく、ご自身にしっくりくるアンカーがあれば良いので、参考程度に見ていただければと思います。

①専門・職種別コンピテンス:自分の専門性や技術が高まること
②全般管理コンピテンス:組織の中で責任ある役割を担うこと
③自律と独立 :自分で独立すること
④保障、安定: 安定的に 1 つの組織に属すること
⑤起業家的創造性: クリエイティブに新しいことを生み出すこと
⑥奉仕・社会献身:社会を良くしたり他人に奉仕したりすること
⑦純粋な挑戦:解決困難な問題に挑戦すること
⑧生活様式:個人的な欲求と、家族と、仕事とのバランス調整をすること

ぜひこの機会に、ご自身のキャリア・アンカーを見つめてみてくださいね。

以下の記事もあわせてチェック▼
変化に強いキャリアを築く|キャリア・アンカーで見つける自分の軸

【参考文献】
独立行政法人 労働政策研究・研修機構 JILPT 資料シリーズ No.165
職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査
https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2016/documents/0165.pdf
 

この記事を書いた人

奥平 未来
国家資格キャリアコンサルタント

2015年にベトナムへ移住し、以来ハノイを拠点に日系企業の採用支援に携わる。
現在はG.Aコンサルタンツベトナムのハノイ拠点長として、製造業・商社・サービス業を中心に数百社以上の採用を支援。ベトナム人・日本人双方の転職市場や労働慣習に精通しており、企業文化にフィットする人材採用を強みとしている。